ということで、今回「ナースタ」では、国家試験対策でよく使われる「過去問」について、ご紹介しようと思います。
多分、ほとんどの看護学生、看護師国家試験受験者が過去問を使って勉強すると思うんだけど、なぜ過去問が国家試験において重要なのかについて話しをしようと思います。
過去問は実際に未来の看護師国家試験の道標。
この実際に、というところが大切なんです。
看護師国家試験は、実際に看護師の免許をもっている人たちが試験問題を作るための委員会の中で共同で作られます。
毎年作成するメンバーは変化するため、内容や方向性なども変わってきますし、数年単位で出題傾向自体もガラッと変わるタイミングがあります。
ただし、いつの時代も必要な情報というのは大きくは変わりません。
もちろん時事問題などもあるため、全く新しい問題も出ることもあります。
その反面、10年前から出題されている問題が今になっても出題されます。
過去問の出題された数は、国家試験において大事なところ。
過去問に出題された問題は、次の国家試験に出題される可能性があること、しっかりとチェックしておかなければならないことはわかりました。
それでは、どんな問題が国家試験に出題されるのかはどうやって考えていけば良いのでしょうか?
例えば高血圧に関する問題。
2009年〜2019年の間に高血圧に関する問題は実に16問ありました。
だから過去問を解く時に、「この問題って違う年にも出てきてたなぁ。」と感じながら解くことが大切なんです。
過去問をただ、解くだけでは本当の知識にはならない。
それでは過去問をただただ解けば良いのでしょうか?
数多く問題を解いていくうちに、必要な要素(頻出する問題)についてはなんとなくわかるようになります。
だけど、それだけでは問題は解けません。
そこで、必要になるのが問題を理解できるための、勉強方法なんです。
知識として身につかない人の勉強方法でよく見るのが、問題を解いて、一度解説だけみて、すぐに次の問題にうつる人。
これでは理解できたようで、本当の知識にはなっていません。
しっかりと問題を吟味して、解説の中身までしっかりと把握した上で次の問題に進みます。
選択肢全ての解説をしっかりと読み込むことで、本当の意味でその問題に対応できる力を身につけることができます。
過去問は国家試験問題対策に必須!
過去問は、次の国家試験への道標になるので、しっかりと把握して対策していきましょう!
それでは!
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